3種類のメディカルチェックについて

健康管理に役立つメディカルチェックは、細分化するといくつかのタイプに分けられます。主なタイプは、内科的チェックと整形外科的チェック、メンタルヘルスチェックの3つが挙げられます。

内科的メディカルチェックでは、心臓や呼吸器などの臓器の機能の検査が主な目的になります。心電図検査や血液検査、胸部X線レントゲンや胃カメラなどを行い、病気の早期発見に努めます。また、最近では生活習慣病予防のためのアドバイスを行っているところも少なくありません。

また、整形外科的メディカルチェックでは、関節や筋肉などの状態を確認することを目的として行います。主に関節の屈曲や伸展、反張などの計測をしたり、アライメントチェックなどを行います。また、高齢者に対してはロコモシンドロームチェックを行うこともあります。

それから、メンタルヘルスにおけるメディカルチェックでは、心の様子をチェックします。ストレスチェックと類似したアンケート型の問診票を利用したり、カウンセリングが主流になっています。

ちなみに、これらのメディカルチェックでは、ただ検査をするだけでなく、問診と説明がセットになっています。そして、メディカルチェックに携わる看護師は、問診をしたり、各種検査の補助をしたり、バイタル測定などを担当します。メディカルチェックではマニュアルに従って正しく検査を実施するのが重要であり、看護師は検査を受ける人にもその意味をきちんと理解してもらって、自然体で検査を受けてもらえるようにサポートをしなければなりません。